桜が丘小学校(2018年7月13日)

・上級生が下級生をまとめるなかよし班で育むリーダーシップ

取手市立桜が丘小学校では、1~6年生の縦割り班である「なかよし班」を作り、異学年交流を行っている。週1回の「なかよし班清掃(せいそう)」と月1回の「なかよし班遊び」では高学年は率先して行動し、リーダーシップを身に付け、たのもしく成長していく。

・なかよし集会から班活動がスタート

同小の縦割り班は一つの班が9~10人で、全部で32班ある。各学年1~2人しかいないため、6年生のほとんどが班長か副班長だ。今年度最初の活動は6月6日(水)に行われた「なかよし集会」。体育館に班ごとに集まり、班長が中心となって自己紹介(しょうかい)や名刺(めいし)交かんをした後、ハンカチ落としなどのゲームを行って楽しく遊んだ。初めての顔あわせで、緊張(きんちょう)気味の低学年にも6年生は優しく声をかけ、同じ日に行われた「なかよし班清掃」では先頭に立って活動する姿が見られた。

・掃除や遊びでリーダーシップを発揮

同小では毎週水曜日の掃除(そうじ)の時間は、なかよし班で行う。班長が担当を割りふり、低学年に掃除の仕方を教えたり、手伝ったりしていっしょに取り組む。掃除の後に活動のふり返りをファイルに書くのも班長の仕事だ。また月1回は掃除の時間と昼休みを合わせてロング昼休みとし、なかよし班で遊ぶ。運営委員会の提案で、班対抗でドッジボールをしたり、合同の班で大なわとびを行うなど、同じ班の仲間としてまとまっていく。そして年度末には班ごとに卒業する6年生に色紙を書いて贈(おく)り、1年の活動をしめくくる。「6年生のだれもがリーダーとなるなかよし班では、ふだんおとなしい子も教室とは違った姿を見せてくれる。立場が人を成長させる」と教務主任の関根芳枝先生。「低学年に頼(たよ)られたり、慕(した)われたり、子どもたちは同学年同士ではできない経験をする。クラス以外に居場所があればちがった人間関係が築け、その子のいろいろな面が表れて力が発揮(はっき)できる」と和田尚志教頭も語り、なかよし班活動がとくに高学年の子どもたちの成長につながることを実感している。

・自治会と連携し地域で子どもを見守る

同小では地域の桜が丘自治会とも連携(れんけい)し、さまざまな場面で協力を得ている。5月に行われた運動会の前には、学校周辺や校庭の草かり、テントの設営などを保護者とともに行ってくれ、「すばらしい環境(かんきょう)で運動会ができた」と和田教頭。

ふだんも見通しがよくなるよう通学路の草をかってくれたり、危険か所を学校に知らせてくれたり、地域全体で子どもたちを見守ってくれている。今後も自治会と協力しながら子どもたちの安全確保に努め、「いきいきと学び、心豊かな桜っ子の育成」に取り組んでいく。(2018年7月13日号掲載)